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メッセージ

国際金融都市OSAKA推進委員会

会長 松本 正義

(公益社団法人関西経済連合会 会長)

 大阪は、オランダやスイスなどに匹敵する経済規模を有し、日本第2の経済圏である関西の中核を担う都市です。その大阪では、国際金融都市としての機能を高めるため、産官学が一致団結して取り組んでいます。

 国際金融都市としての重要な要素の一つであるビジネス機会は、大阪に数多くあります。ライフサイエンス分野などをはじめとする世界的に事業展開する企業が集積するとともに、将来有望なスタートアップもテック系領域を中心に数多く存在しています。大阪をはじめ京都・神戸では、スタートアップ・エコシステムの構築に向けて産官学一体となった取組みも進展しており、日本政府が進める「世界に伍するスタートアップ・エコシステム拠点形成戦略」の「グローバル拠点都市」として選定されています。

 また、日本人のノーベル賞受賞者の約6割が関西にゆかりがあり、優秀な人材を輩出する大学や世界に冠たる研究機関が集積するとともに、独創性を重視する風土や未知なるものへの探求心を尊ぶ地域でもあります。また、様々な交流や先進的な取組みへの挑戦が活発です。「未来社会の実験場」をコンセプトとする2025年大阪・関西万博をみすえ、様々な関係者による革新的な実証実験を行いやすい環境づくりが進められています。

 世界の中でも特にアジア各国と関西のつながりは歴史的経緯から経済面・人的交流面での関係は緊密な関係であり、日本の空港の中でアジア方面からの発着数が最も多い関西国際空港は、大阪・関西のみならず日本におけるアジアのゲートウェイとなっています。

 ビジネス展開先としての魅力はもちろんのこと、京都や奈良といった古都や数多くの世界文化遺産など歴史・伝統・文化の集積地に近接し、生活の場や観光の目的地として多彩な魅力があります。

 2022年3月に策定した「国際金融都市OSAKA戦略」にもとづき、国際金融都市としての魅力をさらに高めていくために産官学が一体となり活発に活動を行っていきます。皆さまに、投資先、進出先として大阪・関西を選んでいただけることを心からお待ちしています。